物流戦略策定・拠点配置
ロジスティクス最適化など、持続的な物流体制構築をサポートします。
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MDグループ 株式会社誠商会 菓子営業ディビジョン 特販グループ グループリーダー 田中康裕様
アミューズメント事業運営企業のN社が弊社で扱うアイスクリームをUFOキャッチャーへの商材に使用と依頼があり、N社には夏季期間限定でアイスクリームの店舗配送できる車両の依頼を受けていました。
前任の高橋氏から船井総研ロジさんに一度相談してみてはどうかとの話が出会いのスタートです。
①アイスの宅配というとで、弊社でクール便での運賃による口座を開設したものの、配送単価が高い状況でした。このころは、量販店との取引が主で、取り扱いボリュームが大きく、設備運営費を何とか賄うことができていましたが、取引量が減少すると、設備運営費の固定費の負担を賄えない状況に陥りました。
②また、N社は夏季期間については通常月の5倍以上の売上となる見込みから、自社の配送車両では対応できないことは明らかでした。
前述の①については船井総研ロジ様からアウトソーシング化を進める提案を受けました。船井総研ロジ様の協力会社への委託に変更することにより弊社の運賃よりも安い運賃が実現可能となりました。
また、出荷波動の際の対応や、個数に応じた請求が少ない物量で高額の販管費を支払うリスクへの回避に繋がる提案を頂くことが出来ました。
自社での出荷体制だと物流コストの変動費が不安定であったことから、月間の取り扱い数量に関係なく、アウトソーシングすることでメリットが出せる提案であったことが選定した理由です。
①自社で梱包を行っていた経験から、委託当初は協力会社とは細かく調整を行い、現場に出向き、概要を伝える必要がありました。アイスというデリケートな商材であることから、移管当初は綿密にコミュニケーションを図る必要がありました。移管からしばらくは調整等で動くことも多くありましたが、大きなトラブル、事故もなく進めることが出来ました。
②夏と冬では倍ぐらい売上げが変わってくるため、協力会社への業務割り振りが最初は苦労しました。冬の時期は他の季節派動案件を依頼など安定的な業務の供給を行うことで協力会社とも継続的な取引ができるように心がけました。
管理業務の軽減となり、管理者1人で冷凍事業を維持継続することが可能になりました。移管して3年ほど経ちますが、日々N社の要望にしっかりこたえ続けてきました。
今年に入り、N社が新たな商材を展開し物流面をスムーズにサポートすることができて、大きな売上げ(1000万/月以上)に繋がりました。
弊社の売上げ向上は、協力会社への売上げも増加することとなりました。委託企業協力会社は単なる外注という認識ではなく、弊社の物流部の一部の機能としてみることにより双方、効率化の意見交換などの良い効果が得られたのではないかと感じています。