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家庭紙の保管・荷役・配送
商社Aからホームセンターやスーパーマーケット向け家庭紙の共同保管・配送に関する案件の相談がきました。
弊社ではもともと、メーカーから店舗までの物流の一元化を行っており、既に別の荷主でも、共同保管・定期配送を行っていました。
商社Aから頂いた相談案件については、毎週、火曜・金曜のみの配送で、店舗別に特売日が設定されているため曜日によって物量に波動がある商材です。 通常期の配送日は全納品先で1日あたり2,500c/s~3,000c/s程度ですが、特売日だとその2~3倍の物量になることも稀ではありません。
他の荷主の商材の定期便に加えて、毎週火・金曜日のスポット的な物量の増加となると、既存の協力会社では対応できない物量見込みとなりました。
新たに弊社で新規に運送会社にあたり、車両を確保しようとしても、火曜・金曜の曜日限定での定期便を構築することが難しいと感じていました。
この案件の相談を受けたタイミングで、船井総研ロジさんと以前より接点があったので、相談させてもらうこととなりました。
案件を受注し、配送面を滞りなく対応し、サービスの提供を行うには、この火・金曜の物量波動の部分をクリアする必要がありました。
今回の商材の特徴として曜日限定配送に加えて家庭紙といえば、かさばる・安い(運賃)・大量に荷が動くものは、運送会社も敬遠するような商材でした。ですが、船井総研ロジさんのネットワークで、同じ納品先で家庭紙ではない商材を火曜・金曜以外に納品している運送会社を紹介していただけました。
商材やエリア、配送日等の案件の相談を行っていると、弊社の物量が膨れる曜日と、D運送会社さんの物量が落ち着いている曜日がマッチしました。すなわち、D運送会社の配送の強みであるホームセンター向け配送が弊社の商材とうまくマッチする結果となりました。
曜日ごとの物量に合わせた、運送会社のマッチング、得意な配送先のマッチングが一番のポイントだと思います。
船井総研ロジさんはノンアセット企業という点を活かして、複数のパートナー企業から商材に合わせた運送会社をうまくマッチングさせる力があったと感じます。
先ほど申し上げたとおり、かさばる、安い(運賃)、大量の荷物もうまく組み合わせて物流のコーディネートをしてもらえたと思っています。
納品先やルートについても今回委託したD運送会社がすでに納品ルート構築しているものでした。納品の際の店舗ごとの細かいルールは把握されており、初回の配送から安心して配送をお願いすることが出来ていました。そのようなこともあり、納品における品質については、既存の協力会社と同等のサービスレベルを維持することが出来ました。 特売日のように通常の2~3倍の物量増加の際も追加での車両手配を相談できる会社となり、スポット対応強化につながりました。
このようなことから、今後は、新規顧客取引の際の輸配送や共同配送の構築についてもご相談できる会社となりそうです。