荷主交渉コンサルティング
2024年問題を乗り越える、運賃改定・条件改善の具体的手法として、荷主企業との交渉をサポート
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山岸運送グループ
2021.10.22
インタビュー 山岸運送株式会社 常務取締役 山岸龍大 氏
従来のドライブレコーダーでは、SDカードから動画を取り出して、それを見にいかなければならないという作業がありました。現場単位で管理者はそのようにやっていたのですが、手間がかかってしまい、日々の業務の中で経営層や幹部層がなかなかその動画を確認できておりませんでした。
そのような中で、船井総研ロジの「AIロジレコーダー(ロジレコ)」を拝見させてもらったときに「これだったら使えるんじゃないか!」と思い導入しました。
現在は、ロジレコを社内の事故防止対策、ドライバーさんの安全対策として活用しております。弊社は、様々なメーカーさん、小売店さん、卸しさんの物流事業をメインにしており、ロジレコの導入でさらなる品質アップを目指しております。
「こんなものがついに出たのか!」という印象でした。AIという言葉はよく聞きますが、それが実際に運送業で使われるというシステムに驚きました。
自動配車のAIは、これまでも話は聞いておりましたが、どうしても精度の部分で厳しいところがあるようでした。配車というのは、パズルのようなものを様々なことを考慮し臨機応変に考え、完璧に組み合わせていかなければならなく、なかなかAIでは判断が難しい部分もあるのではないかと思います。
この「AIロジレコーダー」は、安全対策に特化しており、予防検知という部分での精度に信頼感がありました。AIのそのような使い方はぜんぜん考えたことがなく、安全対策に特化してAIを取り入れているというところがおもしろいなと思い、弊社でも利用してみようと思ったのが経緯です。
一日の業務が始まり、ドライバーさんが外に出てしまったら、なかなかその日の状況が見えないというところがどうしてもあったのですが、それが見えるようになりました。
実際にそんなことはしてないだろうと思っていたのですが… 例えばスマートフォンをいじっている、脇見をしている、一時停止をしていない、そういうものが見える化して、会社の現実が見えたというところも大きいと思います。
現在、弊社ではロジレコを全車には導入しておらず、デジタコの点数が低いようなドライバーさんや、新入社員、あとは事故を起こしたドライバーさんなどに、優先的にロジレコをつけて指導していくという使い方をしてます。
今まで事故を起こしたドライバーへの教育の手段というものがなかなかなかったので、今回このロジレコを導入して、そういうドライバーさんへの指導の手段ができたというのはすごくメリットだと感じております。
ロジレコを完璧に使えているかというと、まだ使えてないのかなというような思いもあり、今ある機能をもっとフルに社内で使っていくというようなことを今後はしていきたいと思っております。
ロジレコに新しく期待することとしては、今、動画の録画機能などで制限がありますが、欲しい情報・欲しい動画が、欲しいときに出るような機能が追加されれば嬉しいなと思います。