ドライバー・倉庫作業員採用強化コンサルティング
既存の採用戦略から見直し、ダイレクトリクルーティングを主体とした今の時代に即した採用ソリューションをサポート
くわしく見る
株式会社やまひろ運輸
2022.02.01
事故を無くすためには、ヒヤリハットを無くすことはもちろん、不安全行動をなくすことが事故撲滅への最も重要な取り組みだと常々感じていました。
そのため、紙媒体でヒヤリハットの提出は義務づけていましたが、従業員が増えていくにつれて、ドライバーごとの安全への取り組みへの熱量に差がてきたり、管理側の集計・分析・改善業務が煩雑になるという2つの課題がありました。
そんな中で、船井総研ロジさんからロジレコの説明をいただき、これならそれらの課題を解決できると思い、導入を決意しました。
導入については、当時からデジタコで点数確認していたおかげか、ドライバーからの抵抗も少なくスタートできました。しかし、運用当時は、危険予知動画・運転スコアを意識して、自分の運転を改善する社員とそうでない社員がいました。
そこで、給与制度改定のタイミングでもあったので、「AIロジレコ手当」という評価制度を設けて給与に反映させました。評価の項目としては、「その月に危険予知動画が何本上がったのか」「全国平均点に対しては自分はどうだったか」という2つの観点から評価をしています。
毎日の啓蒙+αで給与に反映させたことにより、ドライバーごとの安全意識の格差は解消されました。
ドライバーと管理者それぞれで運用しています。
ドライバーについては安全への意識を上げさせるために、運行後その日UPされている危険予知動画を確認してもらっています。
管理者にはその日アップされた危険予知動画の中でも、悪質なものをいくつかピックアップしてもらっています。脇見運転の中にも、やむ負えないものと、そうでないものがあるので、全てを指導するのではなく、管理者の目で確認してもらっています。悪質な内容については、各ドライバーへの安全教育や、翌日の点呼時に注意喚起として活用しています。
紙を中心とした安全管理からクラウド上での管理になったので、管理側の負担が非常に軽減しました。
また、人の判断ではなくAIによるスコア化・動画検出という公平なジャッジが行えるので、明確な判断基準を基にした評価ができるようになりました。それにより、社員の不満も少なくなり今まで以上に安全運転への意識が高くなったかと思います。
昨年(2021年)末には、得意先の企業様から、「同じセンターを出入りしている運送会社で、クレームがゼロなのはやまひろ運輸さんだけだよ!」という、ありがたい言葉もいただけました。
今後も安全運転はもちろんこと、目配り・気配り・心配りを心がけた運転を通じて、社会に貢献できればと思っています。
事故後の改善はできますが、日々の改善が難しいので、バック事故への安全対策に課題を感じています。そのため、バック事故に特化した機能が強化されると、より便利だなと感じています。
やはり、荷主企業から依頼を頂いている以上、安全運行(防衛運転)をしてこそプロドライバーだと我々は考えています。今後、ドライバーを増員する予定ですの、新人教育のツールとしても活用しつつ、既存のベテランドライバーにも安全運転を心がけてもらえるように、継続して活用していきます。